(マロニエ)
「今度、ミニスカで行こうかな。」
SMしようという時のプラタナスの提案である。
ああ、いいね。それで街を歩こうよ。春の宵、気持ちいいぞ。
オーバーニーにニットのタイトミニスカ。トップスが、パーカーにジーンズ素材のハーフジャケット。
それに、流行のデカサングラス。
およそプラタナスの日常からかけ離れたファッション。
どう見ても、お水か色の職業だなあ。
しかもいつものようにノーパンだから、なかなかそそられる。
階段上がるとき、見えやしないかと心配しているけど、
ニットのタイトは体にまとわりついて意外と見えないものなんだ。
でも、座るとなると話は別。ちょっとした仕草で、ずり上がって文字通り丸見え。
そんな格好で、まずは3階(エレベーター無し)にある行きつけのパスタ屋に行こうっていうんだから、私もなかなか人が悪い。
が、敵も然る者。道行き、腕を絡めてきて、
日中、スケベ親父が品性よろしからぬ女を連れ歩く、という構図を作ってしまった。
プラタナスが言うように、たしかにこれでばったり知人に出会ったなら、相当気まずい思いをするだろう。(笑)
プラタナスの方は地元ではないし、サングラスはじめ相当化けているので、ちょっと見では、まず判別つかない。
また、羞恥という意味では、そんな格好でラブホ街を歩き、ホテルのフロントを通り過ぎるのは、
膝下丈の白のプリーツスカートと上品なトップスより、かえって恥ずかしくない。(本人談)
プラタナス、こういう格好も好きになったな。
うん
じゃ、ラブホ出るとき、スカートもうひと上げして、飯食ってオフィス街歩こうな。
プラタナス、口では、ひぇーって言ってるけど、なんだか嬉しそう。
二人で迷ったのは、オーバーニーにするか、フェイクガーターにするか。(二人してバカ)
というのは、太股は例の
硬質板ゴムでバッチリ四角い痕が残ってる。
オーバーニーと更なるマイクロミニにノーパンでは、さすがに、見たくない人や店に迷惑がかかる。
ということで、ここはおとなしく、フェイクガーター。
SMをたっぷり堪能した後、お腹を満たし、
膝上というより股下といっていいくらいのミニで、街を歩く。
ポイントは、街に立っている女性のそれより、数センチほど長い。
ギリギリのところ。
その丈を決める時も、プラタナスなんだか嬉しそうだったな。
暗くなったから、プラタナスはさらに大胆に体を押付けてくる。
歓楽街では、それでも私達は街に溶け込んでいた。誰も特別な視線を向けない。
が、ガードをくぐり、だんだんオフィス街に近づくにつれ、特に女性の視線がきつい。(笑)
あからさまに軽蔑の眼差しをおくる女性も。(苦笑)
その女性に、あまり品性よろしからぬお遊びだけど、ちょっと協力してねと心で頭を下げつつ、
プラタナスに、今軽蔑されたね、と言う。(もちろん、私も。多分プラタナス以上に)
プラタナスは確実に、今、濡れて溢れたんだろうな。(笑)
仕上は、オフィス街のコーヒーショップ。
カウンターの若いお兄さんの顔には、オマエラの来るところじゃないって書いてあった。
春を売る女と、それを買うエロ親父。
プラタナスも同じように感じたのだから、かなりあからさまだったのだろう。
なんだかとても楽しかった。と、プラタナス。
着替えを済ませ、いつもの大人しい姿になって、雑踏に消えるプラタナスの背中。
誰にも見せない裏の顔。私が受け持とう。