(プラタナス)
しおりさんとは二回目。
何度回を重ねようとも、女性の前で責められる、さらに女性に責められるという恥ずかしさは、かわらない。
ましてや、彼女は私に近いから。
性別も(これは当たり前だけど)年齢も、そしてたぶん生活環境も。
だから彼女の考え方は、私はとても理解できる。共感もしやすい。
表の生活で出会っていればきっとすごくよいお友達になっていたに違いないね、
と二人でいつも話している。
その友達に・・・?
だけれども、人はどんな環境であっても、慣れていくものだ。
二回目ということと、それからニボシを交えての経験もあったんだろう。
初めての時から比べると、彼女もマロニエさんも、格段にリラックスしていた。
そして、それはたぶん私もなのだろう。
ということはつまり、助走がないということ。
前回のような段階を踏まずに、戸惑う私を意に介さず、サディスト二人は、まるでそれが当然のように、私の身体をおもちゃに使って楽しんだ。
始まってすぐに、愕然とした。
責め手がふたりいるということが、こんなに大変なこととは。
息をつく閑がない。
場数を踏んだサディストたちの躊躇いのない4本の手が、私の体中に容赦ない苦痛と強烈な快感を加え続ける。
いきなり高みに追い上げられて、あっという間に酸欠になる。
ペ二バンを装着したしおりさんは、カッコイイ。
マロニエさんさえも、思わず「おっ!カッコイイ!」って口に出すくらい素敵なのだ。
まるで美しい悪魔だ。
正面からわざわざ私に見えるように向き合って、私を犯す。実に楽しそうに。
恥ずかしすぎる。ありえない異常なシーンだと思う。
快感というよりむしろ羞恥で、それがとんでもなく辛くて、でも感じる。
入っているところをよく見るように言われるけれど、恥ずかしくてとてもじゃないけど、そんなことできない。
大声で叫んで、しおりさんの声は聞こえないフリをしてやり過ごしたい、プラタナス。
でも、当然そんなことは許されない。(←オニアクマ!)
身体を起こされて、良く見るように命令される。
ああ。
しおりさんの存在が羞恥心を煽るために、マロニエさんと二人の時よりは、自分を手放すハードルが高い。
手放しきれない汽水域で、加えられ続ける強烈な刺激に、頭が壊れそうになる。
怖いと思った。
うれしそうに笑う二人のアクマ達(しおりさん、ゴメンナサイ!)に、この身を差し出す恐怖。
鞭、クリップ、ペンチ、ディルド。指。抱擁。そしてSEX.。
大声で叫びながら、それでも時折正気に戻る頭の中で、この先の時間を考えて、
私は怖くなった。
時間はまだまだたっぷりある。
それだけの時間、私はこの気が狂いそうな刺激に堪えられるのだろうか?
「ちょ、ちょっと待ってください!」
必死の哀願も、当然のように無視される。
ほんのすこしも休んでくれない。
しおりさんが手を止めようとするとマロニエさんが、マロニエさんが手を止めようとするとしおりさんが・・
思わず誰かに助けを求めずにはいられないくらいの、強烈な快感。
ダレのナニがドコに入っているのか、もう全然わからない。
体中のアナをいっぱいにされながら、マロニエさんとしおりさんに、交互にされるスパンキング。
複数のサディストにおもちゃにされているという思いが、強烈に被虐感をそそる。
だけれども、ふたりはさすがだ。
事前の打ち合わせなど、ほとんどないにもかかわらず、まるで流れるように呼吸があう。
まるで双子みたいだ。双子の悪魔!
しおりさんとマロニエさんは、共鳴していた。ニボシの時に、私とニボシが共鳴するように。
しおりさんの歓びが、マロニエさんへ。そしてそれがまたしおりさんへ返ってくる。
私の体を挟んで、共鳴するサディストふたり。
私は電極と電極を繋ぐニクロム線みたい。
私の身体を通して、ふたりはサディステックな快楽を交歓しているんだ。
それに挟まれる歓びを、いったいどう表現したらいいのか、わからない。
ひどい。苦しい。痛い。助けて。
でも幸せ!眩暈がするほど、幸せなんだ。
苦痛や快感を加える時には、躊躇いなく。
だけれども、私が怖がったり耐えられないほど痛かったりするときには、すぐにそれを感知してサッとひく。
もちろんマロニエさんは、それができる。長い時間をかけて、私の身体を熟知しているから。
でも、しおりさんも、それができるんだ。
本当に質のいいサディストだと思う。
しおりさんのうれしそうな笑い声が聞こえる。
マロニエさんが、しおりさんになにか話しかけている声が聞こえる。
目はとうに見えなくなり、頭もぼんやりして、羞恥心さえ保てなくなった頃にも、不思議と耳は時折音を拾う。
臨終の際に比較的最後まで残る感覚は聴覚だと、何かで読んだことがあるけれど、本当かもしれない。
(だから意識がない状態でも声をかけることは有効だと)
でも、こんなことは、あとから考えたこと。
その最中は、もちろん思考なんかできやしない。
ただ、しおりさんとマロニエさんの声を聞くたびに、頭の中が快感で満たされる。
そして・・・
ついに聴覚さえも失われる時が来る。
もう何も見えない聞こえない。
身体に加え続けられる刺激しか存在しない、真っ白な世界。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
すべてが終わって、ゆっくりと穏やかな時間が戻ってくる。
とても温かな、満たされた空気。
しおりさんは、あっさりと悪魔の仮面を脱ぎ捨てて、再び上品で美しい私のお友達に戻る。
三人で楽しく食事をし、おしゃべりする。
彼女がSで私がMであることに対して、またほんの少し前にあんなにも酷い姿を晒したことに対して、なんら私の心を怯ませることなく、実に自然に私に接してくれる女性(ヒト)。
しおりさんにたいして、感謝と愛情があふれ出る。
今回、私はしおりさんに、
白光した顔を見せてしまった。
そのこと自体は、死ぬほど恥ずかしい。
「あれ」を、マロニエさん以外の人に見せてしまうなんて・・・
思い出すだけで、今もまた羞恥で叫びだしそうになる。
でも、
今までの私なら、確実に陥っている自己嫌悪を、不思議なことに今回は感じていない。
初めてしおりさんとせっした一回目から、一年が経った。
時間をかけて、彼女と関係を作ってきた、これはその賜物であるのだろう。
私のひどい、醜い、とんでもなく変態な、だけれどもそれが私の真実である姿。
その姿を、彼女ならきっと許してくれるだろう、きっと受け入れてくれるだろう、と、
今なら信じられるから。
しおりさん。
感謝しています。本当にありがとう。
(マロニエ)
目的は一つ。プラタナスに白目をむかせること。
たいした下打ち合わせはしていない。けれども、さんざんお話していた事だ。
ぺニバンでプラタナスを犯す。しおりさんの腰に武器を装着し、プラタナスに突き刺す。
男のようにしおりさんの腰がグラインドする。
しおりさんが笑ってる。欲情して笑ってる。冷たく笑ってる。
ああ、あの笑い、俺とそっくりなんだろうか。
俺もいつも楽しそうに、プラタナスに酷い事をしているらしい。
笑っているのは少し自覚している。
なるほど、こういう風に笑っているのか。
しおりさん、そのまま、そのまま。楽しんでくれ。
プラタナスをいたぶって。
プラタナスはこの異常な快感に高ぶってる。
オンナがオンナに犯される快楽。
壊れろ。堕ちろ。
しおりさんさん。
もっとして。
ああ・・笑ってる。楽しそうだ。いい顔してる。
サディストの顔。
しおりさんがプラタナスを責める様子を見ていたら沸騰した。
そのまま、プラタナスの首を絞める。
しおりさんに犯されているプラタナスの首を絞める。
プラタナスの声にならない叫び。
苦しく泳ぐ視線。真っ赤に充血した顔。
快感。
オンナの首を絞める。なんて面白いのだろう。
心が沸き立つ。ぐつぐつと湧き上がる加虐の気持ち。
プラタナスの痙攣する体。
嬲り殺したい。
白目をむくプラタナス。
ふっと、しおりさんと視線が交差。
「マロニエさん。今とっても楽しそうでしたよ。笑ってました。」
ああ、俺もしおりさんと同じ顔していたんだろうな。
冷酷なサディストの笑い。
プラタナスを挟んで、こちらと向こう。
冷たく楽しそうに笑う顔が並ぶ。
まるで、おたがい、鏡を見るようだ
今度は俺が見せよう。
ぶっ飛んだプラタナスを上に乗せ、しおりさんにはアナルを責めてもらう。
おっ、しおりさんの指がわかる。
うふふふ。プラタナス、崩壊。
完全に白目をむき、漂ってる。
「しおりさん。見て!プラタナスどっかにイッてる。」
しおりさん、ペンライトを持ってプラタナスの顔を照らす。
見えてない目。虚ろな表情。だらしなく垂れる涎。
それでいて、止まる事を知らないプラタナスの腰。
SEXマシーン。色情狂。
照らした事に反応もしない。(実際、記憶に無いと後にプラタナスは言う。)
ひたすら、プラタナスの欲望が暴走している。
痙攣する体と白目。あくなき欲望を、うわごとのように口走る。
プラタナスの正体。
俺としおりさん。目を合わせて笑う。
「いい眺めでしょ?」
「ええ、とっても。・・・・楽しいわ。」
俺はこれを見せたかったんだ。
(しおり)
マロニエさんとプラタナスさんとこのことで会うのは本当に久しぶりのこと。
合間ににぼしさんとのこともあって、更にプラタナスさんの「変度」は上がっているのだろうと楽しい想像をする。
少し前ににぼしさんから「先輩」と評して頂いた。
確かににぼしさんよりも前にそのことが決行されていたから。
でも、私は出汁の出汁なのだ(笑)
お2人と話していてマロニエさんの進みたいところはどこだか知ってる。
本当に目指しているところはS女に犯されるプラタナスさんを見たいのではない、過程として踏み台として私が必要なのだということを認識もしている。
狂人に仕立てる為に色物の私が必要、必要とされるならお役に立てるなら参りましょうというのが本当のところ。
勿論人として信頼し合い、3人がそれぞれに好意を抱いた上での関係が最優先。
私はお2人のことが手放しで好きだ。
今回のことはとにかく「楽しかった」3人が3様に、存分に楽しんだと思う。
全員が好き勝手に振舞って総合的にこんなに満ちるなんて変だけど、みなそれぞれに変態だから仕方がない(笑)そしてエゴなどという雰囲気は微塵も感じさせない幸せに満ちた時間。
「共鳴」「共振」
この相乗効果は2人ではあり得ない。
自らを思い知らせられる残虐なマロニエさんの笑顔に劣情を覚える。ケタケタと笑いながら2人でサディスティックな気持ちをプラタナスさんに向けて発露する、呼応する2人。
もう1人は白目を向いてどうやら私達に関心がない様だ(笑)
事後の幸福な時間は何なのだろう。
あんなことしておいて言うのも何だけれど、話は異常にエグイのだけれど、穏やかに乾杯をしてそれぞれに感想を語る。
最後に「またお願いします」とプラタナスさんの口からはっきりとお願いされた。
「明日にでもしたい?」としっかりと視線を合わせて聞くと、
「ハイ、お願いします」と瞳が揺れて潤む。
後日改めてお2人から感謝の言葉を頂戴した。
そうして「これからも私達2人とおつきあいください。」と。
それが私への最高の賞賛。
こちらこそこれからもどうぞよろしく。
まだまだ奥深く楽しませて頂けたら幸いと。
座長のおっちゃんはラクしてんなあ〜・・いやいや、何より姫の態度の見事な変貌っぷりときたら(はあ〜)
「またしたいですっ(キラキラ)」とか言わせたい〜〜〜!!
よしっ!まずは豪華な衣装を調達だ!!