Heart on Body

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(プラタナス)


マロニエさんが一つ前のエントリーで告知したけれど、私たちのブログで時々チャットを開催することになった。

と言っても、時期は不定期でこちらの都合のよい時だけと言う、非常に手前勝手な運営で恐縮なのですが・・


そんな状態にも係わらず、先日私が、初めてのお客様をお迎えすることがあった。
「まさか誰もこないだろうねえ」と思っていたので、ビックリ!

実は私はチャットと言うものをしたことがなく、チャット界(?)の常識とか全然知らないので、何か失礼なことをしやしないかしら?と、ドキドキ。
発言って交互にするべきなのかなー?とか、わからないし^^;

でも、はじめましての方とお話しするのは、とても刺激的だった。
ブログの感想なども頂けて、励みになり、楽しい時間を過ごさせていただいた。
(どうもありがとうございます^^)


私はなかなかまとまった時間が取れないし、マロニエさんときたら「こんな時間に誰がネット見てるの?!」って時間しかアクセスしないしで、
看板だけの「幻のチャット」状態ではあるけれど、でも万が一(笑)告知を見かけたら、どうぞお気軽に声をかけていただけると、うれしいです♪

(マロニエ)


最近お気づきの方が居るかもしれない。
試験的にチャットを開催している。私かプラタナスのどちらかがネットオンしてる時に、案内のプラグインをあげている。
時間は不定期だし、気が向いたときしかしないので、予告は出来ないのだけれど。

と、こんなふうだから、私とプラタナス以外の方が、入ってきたためしはない。(笑)
そんな気安さから、プラタナスを煽る。プラタナスもまた云いたい放題。
話がどんどん落ちる。何時しかエンドレスのちいさな箱の話しに。

その箱を発見してからは、フィストとエンドレスSEXを組み合わせると、身体(おまんこ)のダメージがキツすぎるので最近は自制している。
その代り登場するのが小型ローター。今まではそれを握ってフィストしていた代物だ。
これを二つほどコンドームに入れて、プラタナスのおまんこに差し込む。最近主流の電マを使わないのは、刺激が強すぎると思うから。それと、私のこだわり。道具だけに感触味わせるなんて、そんなもったいない事出来ない。(笑)
ローターが入ったおまんこに指を入れる。ローターが子宮口に当たるように押し込む。散々悪行のかぎりを尽くす。プラタナスはとうの昔に目がひっくり返ってる。
そして気が向くと、そのままちんぽを挿入する。元々肉体不感症(笑)だから、ローターの振動が気持ちいいことは気持ちいいのだけれど、たいした刺激にはならない。
それよりもこちらが感じるのは、プラタナスの反応。
機械と生身の両方の刺激で、完全にアッチに行きっぱなし。壊れたオンナ、もうマトモではないオンナを組み敷く快感っていうのは格別だ。

(以後、スカ系に話題が進みますので、別窓で)


続きを読む »

綱引き中

(プラタナス)


どうも、本当に私は変わりつつあるみたいだ。
数ヶ月ぶりに会ったお友達にそういわれる機会が多くなった。
ニボシにも、それからお友達のカップルさん(「プラタナスの涙」のカップルさんとは別の)にも。
もちろんその人たちはみな、このブログを読んでくれているので、そのせいもあるのはわかっているけれど、それにしてもねえ。


変わることがいいことなのか悪いことなのか、それはわからない。
秘めていた願望が叶えられること、隠してきた本当の人格を表に出せること。
それは根本的には私にとっての幸せなのだろうとも思う。
また、単純に「サディストによって淫乱に変えられる」という状況は、Mとしてはなかなか惹かれるものでもある。

でもね。ことはもちろん、それほど単純ではない。



私の人生は、当然のことだけれどMとしての人格(プラタナス)だけではない。
表の生活も、とても大事だしとても楽しんでいる。

このブログは「プラタナス」の部分のためのものであるから、あえて性的嗜好に関することに限定して綴っているだけだ。
表の人格の考えや生活も書けば、もうすこし幅広く共感をいただけるのかもしれないとは思うけれど、そこはほぼ切り捨てて「プラタナス」だけに絞って書いている。

お友達から「ブログだけ読むとさ、なんだか青白い顔をして傷だらけになりながら『でも私はこれがないと生きていけないの!』ってボロボロになっている人に思えるよ(笑)」って言われたことがあるけれど、なるほどそう見えるんだろうなあ^^;

もちろんそんなことはない。
実際の私は、毎日笑って生活を楽しんでいる、フツーの女だ。

性癖の部分は私の中で奥深い根だし、それ抜きでは私の本質を語ることはできない。
また、マロニエさんとの付き合いは、性癖の好悪を超えて、私の人生においてなくてはならないものになっているのも、紛れもない事実だ。


だけれども、私の人生はそれだけではない。
他にも大好きな生活がある。
興味あることがらもあるし、人間関係もあるのだから。


今、マロニエさんが私に施そうとしている変革は、私の人格を根底から覆すような一面がある行為だから、私はとても怖い。怖くて不安だ。

マロニエさんに鎧を剥がされて「夢がかなった!生きててよかった!」と感嘆する一方で、そう簡単に変わらされてたまるもんか!と反発する自分がいて、日々綱引きをしている。


ましてや、私を変えるその目的が「ニボシを再び手に入れるため」だとしたら、そんなのはゴメン!と息巻いている、カワイクない私です。


(えーと、もちろんそれだけが動機だなんて思ってやしません。
実際はマロニエさん自身の欲望のためだろうし、私のためとも考えてくれているのは、分かっているんですけれど・・・
それでも時々こんな風に釘を刺さないと不安でいられない。臆病者です。)

(マロニエ)

前のプラタナスのエントリーでは、黙るしかない私。
「江戸のかたきを長崎でとる」ということわざにあるように、汚い大人の告白をしよう。(笑)


目の前のえさ(快楽)に弱いプラタナス。

ニボシを手放した傷心から心が離れないらしい。
喪失感を味わっていたみたいだ。喪失感を感じるってことは、まだまだ執着しているって事。
とうとう、我慢しきれず、プラタナスがニボシにランチのお誘いメールを出した。

もちろん、私が反対する理由など無い。そればかりか、内心ニヤリとほくそ笑んだ。

種を撒いておく。水をやる。
そしてじっと待っていれば、プラタナスは私の思惑の通りに動く事が多い。
これは、命令したわけでもなく、自発的に行動した事になるから、プラタナスの領地がますますなくなる。
果報は寝て待てとは、こういうことを言うのだろう。
後々、プラタナスが、「汚い大人のやる事はえげつないねえ」となじるのだけれど、
プラタナスだって快楽は得てるのだから、イーブンといっていい。
黒幕は私。実行役はプラタナス。





ニボシもまた、えさに弱い。
二つ返事でOKのメール。


久しぶりの再会。私とプラタナスとニボシ。
海風が心地よいデッキで、パラソルの下でパスタとピザをつまむ。
食後の珈琲を楽しむ。
2109.jpg
お互いに近況報告。
私達はここ最近のエントリーのよう。
ニボシは、傷心のあまり、表に裏にスケジュールを入れまくり、走り回った挙句、二日前にぶっ倒れたとの事。

いやいや、ニボシ、
そろそろ体力の坂道を自覚した方がいい、坂道転がり落ちる頃だ、
と要らぬアドバイスする私達。

そもそも、イヌザメ(byニボシ自称)のように、目の前のモノを何でもかんでもおなかに入れると消化不良は起こすし、
結局は、ニボシに上質な美味いものを食わしたいと思う人間も居なくなるから、
よく考えた方がいいと警告したのだが、いったい何処までわかってるのやら。(笑)


さて、
せっかくだから潮風あたろうと散歩。
抜けるような青空と爽やかな風。

・・・・・・・だけど・・・・・やっぱり、予想したとおり。
というか、潮風あたるのは口実で・・・・・・・・・・・・・

プラタナスとニボシ、
ブタとサルになった。

レズビアンでもないのに、互いが性的対象となってしまう二人。
私が媒介になっているのは間違いないけれど、
それだけでは、そうはなるまい。
互いに性的反応をしてしまう何かを持ち合わせているのだ。

不思議な女子達。稀有な感性。
プラタナスはニボシを触りたくって触りたくってしょうがないらしい。
責めの気持ちもあるみたい。
ニボシの口に指を突っ込んで、かき混ぜる時は、プラタナスは本当に楽しそうだ。

そうかと思えば、ニボシと私が絡んでニボシが感じてると、
プラタナスの子宮が、とても反応するらしい。

「私達、どうも子宮が繋がっているみたいなの。」




プラタナスとニボシのいる風景を眺め、感慨にふけっていると、
この青空の下、
二人顔寄せ合ってキスまで始めた。

おおい。周りには子供たちがいるぞ。(笑)



もはやこれまで。ここではおさまりつかない。
カラオケルーム行こう。と提案。
待ってましたと腰を上げる二人。

タクシーを捕まえ、街中に戻り、カラオケルームに。
もちろん、歌うのが目的ではない。
かといって、SEXするつもりもない。互いの暗黙の了解ってやつだ。今はまだ立ち止まっている季節。
さすがに、そこは外さない。

ラッキーな事に、靴脱ぎの部屋だった。
低いソファーに並んで座る二人。
私は対面で一人座る。


あっという間に、抱き合い、責め合うプラタナスとニボシ。
2119.jpg
ニボシのおっぱいを剥き出しにして、鉄の爪で引っかくプラタナス。鉄の爪は二人のお気に入り。おそろいでネックレスにしてる。
お返しに、プラタナスのおまんこをまさぐりながら、キスするニボシ。


ほんとうにブタとサル。
私は一人ニヤニヤしながら、見学に専念する。

とうとう呼ばれた(笑)
ニボシに席の交代を告げると、プラタナスがクレーム。
なんとプラタナスが対面に一人で座るんだって。
ガラス入りの布団だぞ^^;
殻が外れると、プラタナスは一級アスリートだ。よく走る。
黒幕さえも慌てさせてくれる。(笑)


ニボシも、マロ・プラさんのキスが見たいとか、まあ、ああだこうだと言い合った挙句、結局は三人ぐちゃぐちゃに。
常に誰かが誰かにキスしっぱなし。バカになった3人。
2116.jpg

私がプラタナスにキスすると、ニボシが至近距離まで顔を寄せてくるし、
私がニボシにキスすると、プラタナスがガクガク震えてる。
そして時々、プラタナスとニボシが舌を絡めあう。

プラタナスにはおまんこの愛撫。
ニボシには乳首潰し。
なんとなく、責める部分が限定された。
多分、互いに気に入ってる、つまり魅力的なところなんだろうな。

プラタナスがイクと、ニボシが気持ちいい!って叫ぶ。、
ニボシが痙攣すると、プラタナスが子宮がキュってなる!って喚く。
二人の子宮が繋がってるんだ。共鳴・共感。
ホント不思議だなあ・・この二人。

なんだか、二人が眩しい。


プラタナスとニボシ。
SEXして!おまんこして!って叫ぶけど、ここじゃそういうわけにもいかないし、
そもそも、そういう事しない為に、ここを選んだんだよな。(笑)


フロントの時間コールをきっかけに、なんだかんだ云っても、少し落ち着いた。
さっきの潮風のように、爽やかな顔になった二人。
それなりに満足したよう。

爽やかな顔されると、私も嬉しい。
二人とも、満ち足りたとてもいい顔だ。


じゃあ またね^^ と言い合って解散。







が、これで済まないのが、プラタナスのプラタナスたるゆえん。

案の定、
翌日のメールで、ガラス入りの布団に苦しんでます、血が出てます。と。
やっぱりね。
早速、ちょっぴりケア。

でも、少し癪に障ったので、聞いてみた。
「プラさあ、ニボシにランチデート申し込んだ時から、最初からブタとサルになるつもりだったんだろう?(笑)」

「えへへへ・・・ウン!(爆)」

まったく・・・・・ややっこしい、メンドクサイ奴だぜ。
まっ、それが、いいんだけどな。
心は多面体でいいんだ。

・・・・・・・・・・
黒幕の戦略は今のところ前進だ。

プラタナスの涙

(プラタナス)

マロニエさんは、私を変えようとしている。
私の固い殻を剥がし、いつでも素直に欲望を出す淫乱オンナに。
だけれども、身体が変わると言うことは、心も変わることだ。
それは、いいことばかりじゃない。




ある旧知のSMカップルさんと、マロニエさんと4人で飲んだ時のこと。
彼女は私とはまた違ったタイプのM女さんだ。
弱いところを抱えていて、それをパートナーに素直に出せている。
相方の男性もまた、そういう彼女が可愛くて守ってあげたくて仕方がないという、ラブラブカップルだ。

付き合いが長く気のおけないこの二人と飲むのはすごく楽しいのだけれど、いつのころからか、私はひとつだけ「こういう状況はイヤだなあ」と思うことがあった。

彼女と私の意見が食い違い、半分ふざけてだけれど言い合いのような雰囲気になることが、時々ある。
それだけお互い気を許して、気兼ねなく物事を言える関係だということなんだけれど。

そういうときに、彼女の相方さんは、もう真っ先に彼女を守ろうとする。
もともと「弱いものを守りたい」という性質のある人だし、ましてや愛する彼女の危機だ。
私はどうも彼らにも日頃言いたい放題言っているせいか、私が彼女を傷つけやしないかと、常に警戒しているフシもあるし(笑)

もちろんそれ自体は、とても微笑ましいし、嫌な感じは全然しない。
そのくらいなら、私は全然なんともないんだけど・・・

イヤなのは、その時のマロニエさんの態度だ。

彼は一人で立つ自立した女が好きなのだから、そういうときにも、ことさら私の味方になるようなことは、けっしてしない。
黙って笑っている。
それどころか、時によったら、冗談半分に彼女の側に立つ事だってあるんだ。

それが、私はイヤだった。
2対1になることが。いや場合によったら3対1。

重ねて言うけど、形勢が不利になることがイヤなんじゃない。
そんなことなら、自分ひとりで撥ね返せる。

どうしてもイヤなのは、そういうときにマロニエさんが私の側に立ってくれないという、そのことだった。
そういう場面で、あなたの味方ですよと目に見える形で示してもらえない私の立場が、とてもとても寂しかったんだ。

で、この飲み会の前に、私はその気持ちをマロニエさんに伝えた。
もしまたそうなったら、どうか私の味方をしてくださいって。
マロニエさんの流儀には、それは外れる行為なんだろう。
マロニエさんは、自分のことは自分でできるしっかりした女が好きだから。
そういうときにも彼に頼らず、自分でキチンと議論していく女が。
だから、よい返事はもらえなかった。


で、当日、やっぱりそういう状況になる場面があった。
彼女がなかなかキツイ一言を私に放った。
男性二人は、女同志のキャットファイトを楽しんでいるような空気。
彼女の相方さんは「おお!よく言った!」というようなことを言ったかな。

私はマロニエさんをじっと見た。彼の言葉を待っていた。
でも、彼は動かない。

ああ。助けてくれないんだ。
彼の流儀に外れるのはわかってる。
だけれども、私が出したSOSに応えてくれないんだな、この人は。

そう思ったら、なんだか急にすごく悲しくなっちゃって、隣に座るマロニエさんの顔を見ながらボロボロと涙がこぼれてきてしまった。

人前でなんかめったに泣かない私の涙に、アセるカップルさん。
特に彼女さんは、慌ててめちゃくちゃフォローに回る。(いい子だなあ)
ああ、ほんとゴメン。あなた方のせいじゃないよ。



この事件をきっかけに、マロニエさんとまた色々話し合えたので、それはそれでよかったことだけれど。
マロニエさんは「15年間、俺が隣に座り続けているというその事実が、プラタナスの味方だと表明していることだって思っていた」って^^;
とっさに私のために自分の流儀にない行動をする、頭ではわかっていたとしても、そういう反射神経がないのだそうだ。
まあ、そういう男だというのは、長い付き合いでわかっていることではあるので、それはそれで、しかたがない。
女は、ときには目に見える形で欲しいんだけどね。


でもこのときにいちばん驚いたのは、私。
こんな場面で泣くなんて。
まともに議論もせずに、泣いてしまうなんて。
そんなこと、今までは絶対なかった。
実際、このカップルとの飲み会でも、こういうシーンではひとりで切り返し、ちゃんと話し合ってきたのに。
このくらいひとりで頑張れる、強い私のはずだったのに・・・


マロニエさんは、私の固い鎧を剥がそうとしている。
むき出しの私を、表に出そうとしているけれど、それはこういうことでもあるんだな。
だれでも、努力なしに常に強い人なんかいない。
多少なりとも我慢して鎧をつけて、それでひとりで戦っているのだから。
鎧を剥がされてむき出しにされた心は、柔らかく弱い。


いいことばかりじゃない。
しっかりした(ふりをして頑張っている)人格をまったく変えずに、性的なシーンでだけ素直な淫乱オンナになるなんてことは、なかなか難しいことだ。

心は身体の上に乗っているのだから。(だから Heart on Body だ)
(マロニエ)

別に放つ為にSMしてるわけじゃない。
精子を放つのは確かに気持ちいいけど、場合によりけりだ。

それよりも、気持ちが、
サディスティックな気持ちが満たされる方が、快楽だ。


プラタナスに乞われて、エンドレスでする。

これだって、無限に腰を振っているわけでもない。
手や指や道具を動員して、気が向いたら生身を挿入しているだけ。わが身の肉体的快楽は、「適度」にあればいいだけのこと。

Mオンナは反応と思う。
目がひっくり返って、焦点が定まらず、
もはや、うめき声さえも時々しか出さない、
完全にあっちにイッたオンナ。

そんなオンナを、更にいたぶる面白さ。
肉の塊りを、気の向くままあしらう面白さ。

そんな肉からの、脈絡のない、欲望の言葉。
白目をむく、表情のない顔。
痙攣する四肢。

逃げるどころか、狂気をもってこちらに迫る肉。
人間の欲望を肉をもって現すとするなら、こういう事なんだろうなと思える姿態。

完全に私の手中にある、オンナの肉。狂った欲望の肉。
そんな生の肉を、素手で鷲掴み出来たような感覚。

あの瞬間を言葉で表せば、こういうことかもしれない。



駅で見たプラタナスの背中のまぶしさは、
それを予感したのだろう。

(プラタナス)

そう、それは私のリクエストなんだけどさ。
「この前の続きをしてください」って。



リクエストに応える激しいSEXでボロボロ。
叫んで、何度も何度もイって、ボロ雑巾のようになった私から、ようやくマロニエさんが身体を離す。

ああ。終わった・・・
朦朧とした意識の中で、ホッとする私。

でも、次の瞬間、その私の耳に信じられない言葉が。

「さあ、ここからスタートだ」

・・・・は?
なんですと?

あまりの驚きに、この場面にそぐわないあまり色っぽくないツッコミを、思わず心の中で入れてしまうプラタナス。
理解できずに顔を上げると、麻縄を持ってこちらに近づいてくるマロニエさんの姿が見えた。

ああ。そうだった。
終わりがないんだったっけ・・・

後ろ手に縛られて、それから再び地獄(天国?)が始まる。

もうなにがなんだかわからない。
何を突っ込まれているのか、わからない。

表になり裏になり、上になり下になり、叫んで、おしっこを垂れ流して、いったい何時間たったんだろう?
縛っておまんこを責めるというのは、SMではよく聞くプレイだけど、それにしてもこのしつこさたるや・・・
私を感じさせることが目的でないのは、確実な気がする(笑)

入っているナニカが抜き取られて、全身の力がほんの一瞬緩んだ身体に、間髪いれずにまた別のナニカが押し込まれる。
その度に、一瞬覚醒する脳内で、あらん限りの悪態をつくプラタナス。

「うそ。まだやるの?」
「信じられない!」
「なに考えてんだ」
「いいかげんにしやがれ!このオニアクマ!」
(スミマセン。動物状態なもので^^;;)

実際は、言葉になっていなかったのだろうけれど。

痺れたおまんこに、新たにおちんちんが押し込まれる時の、ぞっとするような快感。
思わず鳥肌がたつ。脳内麻薬出まくり。
「気持ちいい」はとうの昔に通り越し、「苦しい」も過ぎ去って、とうとう「わからない」に。


でも、うれしかった。
これを求めていたんだ、私。

やめてと言おうが、もっとと言おうが、泣こうが狂おうが、感じようが苦しもうが、まったくお構いなしに、無慈悲に続けられる。
こちらの意思も反応も思惑も、全部無視されたときに、ようやく私は解放されるみたいだ。
自分を縛る何かから。

ちょっと大げさだけれど、
生きててよかった。(←いやほんとに大げさ)
この性癖を抱えていてよかった、と思ってしまった。


気持ちよくしてもらったから喜んでいるんだって、そういうふうに読まれないといいなと願いつつ、このエントリーを書いています。

背中

(マロニエ)

プラタナスと駅で待ち合わせ。
降りたら、プラタナスと偶然同じ電車。
プラタナスのが階段に近い。背中が見える。

階段に向かう、人、人。背中はみな同じよう。何事もなかったように、すましている。
普通に笑い、喋り、まっすぐ降りる背中たち。

プラタナスの闇を知らないなら、皆と同じような背中に見えるんだろうな。
すまして、荒淫など無縁のような後姿。被った仮面は完璧。
誰も、これからプラタナスがする事なんか想像もしないだろう。

私だけが知っている闇。
私だけが違って見える背中。なにやらおぞましい蟲が蠢いている背中。

追いついた改札で、「やあ、同じ電車だったね。」 と、誰もがするような普通の挨拶。


間もなく始まる阿鼻叫喚。
かなぐり捨てられる仮面。
蠢く蟲ども。
終わりを知らない淫乱オンナ。ドロドロの欲望。


私には、階段を降りて行く背中がまぶしかった。
(プラタナス)

「サディストの姦計」完結編

時系列の記録20の出来事をふり返って

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夢がかなったと、はっきり感じるときがある。
「いま!いま夢がかなっているその瞬間だ!」とリアルに感じるときが。
初めて縛られた時以来、マロニエさんとの関係でも、何度か経験した感覚。
もちろんそう頻繁に味わえるものではない。
15年で、両手の指には届かないくらいの回数しかない。


この日は、そういう日だった。

やったことは、特別なことじゃない。
フィストも、便器掃除も、SEXも、とても感じたし白光したけれど、初めてすることではない。
初めてなのは、その後のことだった。

騎乗位でのSEXで、マロニエさんは射精した。
いわゆる「S子玉」が抜けた状態。
私に射精してくれることは毎回ではないし、それは私にとってもうれしいことだ。
もちろん私ももう腰が立たないほどクタクタだし、お互いに満足な終わりということ。
ふたりで床に倒れて、しばし休憩。満たされた時間だった。

なのに・・・

終わりじゃなかった。

小休止の後、椅子に座りなおしたマロニエさんは、再び私の身体を責め始めた。
ローターをふたつ、おまんこのなかに入れて、刺激する。
もうさんざん蹂躙されて傷ついて、ボロボロになっている穴を、さらに責められる。
快感とそれから痺れたような痛みで、取り乱す。
でも、それ以上に、驚きが・・・

え?なんで?
なんで、終わらないの??

今までは、当然出したら終わってたじゃん。
別人みたいに穏やかな表情になって、もう私がいくらふざけかかっても相手にしてくれずに眠そうにしてたじゃん?
「マロニエさまあ。S子玉抜けちゃったの〜?」とか言って甘えるのも、けっこう好きだったのに・・・

信じられない事態。
快感に乱れながらも、マロニエさんの目を必死に覗き込む。
彼の表情を伺う。

その彼の表情は、初めて見るものだった。
それは、決心したサディストの表情。

肉体的には確かに射精したのだから、もう身体の要求はないはず。
その目の中に、動物としての欲望はない。表情は青白く静かだ。
でも、深いところで何かが蠢いているみたい。
意思を持った人間の欲望。

何度も逝かされて、ぼろ雑巾のようになっている私を見下ろして、マロニエさんが言う。
「もう一度」
繰り返される。
おまんこは痺れて、快楽なのか苦痛なのかわからなくなっている。
いや、たぶん苦痛なんだろうと思う。
頭は朦朧として、身体はもう逝くことさえできなくなってきている私に、マロニエさんは言う。
「もう一度だ」

・・・・・・

彼は決心したんだ。
昨日と違う。

「心を決める」という行為を人は時々するけれど、その程度は人によって様々だ。
すぐにヘたれるのは論外だとしても、、それほど深く考えずにする決心もあるし、
場面場面で臨機応変に着地点を変えていくオトナの決心も、ありだと思う。
だけど、マロニエさんのそれは、とても深い。
簡単に決めないかわりに、一度決めたら、かなりな状況まで諦めない。
戦略は臨機応変に練るけれど、最終に目指すところは絶対にぶれない、というタイプだ。
意思が固いこと、この上ない。(「頑固」とか「しつこい」とも言う・笑)
その評価は、表の仕事でも受けているらしいから、これは彼の性格なんだ。

そのマロニエさんが決心した。
終わりなく、私を狂わせてやろうと。
肉体的な要求からではない、純粋に意思的な脳のSM。
自分の快楽は完全に度外視して、動物としての要求を超越して、意思的に、ある意味仕事を成し遂げるかのように。

このSMには、終わりがない。



ああ。終わりがないんだ・・・・

その時に、私は「夢がかなった」と感じたのだ。

ものごころついた時からの、もともとあった私の中の性的欲望は、たぶん終わりのない無限のものだったんだと思う。
もちろんSEXのことなど何も知らない頃だから、身体の欲望ではない。
具体的な形をもたない、心の、精神の、脳の性的欲望。
身体を介さぬゆえ、それは無限。

成長して、知識や経験を得るに従って、その絶対量は減った。
現実に考えると、無限はありえないから。

だけれども、その時点でも、私はまだ心の奥底で求めていたのかもしれない。
小さい頃に、もともとあった欲望を。
終わりなく、責められること。

私の意志に係わりなく、私の快不快など一切斟酌せずに、ただ機械的に責め続けられる。
泣いても叫んでも、狂って壊れてもかまわずに、無感情に快楽を加え続けられる。
まるで機械のスイッチを入れるみたいに、いかされ続けるという想像。

現実にはもちろん、無限を求めているわけではない。
身体が回復不能に壊れるのは困るし、そこまで行かなくても、体力気力で限界はくる。
(しかも私は体力がない^^;)
実際は、これまでしてきたことで十分過ぎるほど満足しているし、リスクを考えて配慮してもらわなければ怖くて任せられない。

だけれども、もしかしたら私ずっと、心のどこかで「もっと!もっと!」って叫んでいたのかもしれない。
射精したマロニエさんに「もう終わり〜?」と冗談に紛らわせながら、本当は叫んでいたのかも?
「もっとして!終わりにしないで!」って。

幼い頃からもともとあった、その私の無限の欲望。それを許してもらえたような気がした。
現実にするしないではなくて、あるだけ全部出しても、それを受け入れてもらえるのかもしれない、と。

身体の欲情は、限界がある。
有限ゆえに許容量に違いがあるのは当たり前だから、私のそれが彼を上回ることだって、あるかもしれない。
だから私は、全部見せるのが怖かった。自分の欲望が彼の器から溢れるのを見たくなかったから。

でも・・・意思は違う。
どれだけ出しても受け止めるそれを歓迎するという「意思」なら・・・

その思いは、とても私を満たした。



彼の決心が、わたしにとっていいことなのかどうかは、わからないけれど・・・

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